ジャパンカップに外国馬が来ない問題への提言 2

ジャパンカップ

こんにちは、こんばんは。ゆきやなぎと申します。

今回の記事では、ゆきやなぎの考える改革案を書かせていただければと思います。
相変わらず分不相応な内容で恐縮ですが、東大出身/現役ITコンサルタント/何よりも大の競馬好きとして考えた、私なりにかなり自信のある案になっておりますので、この問題に興味のある方はぜひ覗いていっていただけますと幸いです。

前回の記事ではジャパンカップに外国馬が来ない問題について、「複数G1同日開催」というよく言われる解決策に対して、実際はジャパンカップにとって有効なものではなく、副作用も大きいものだという考えを記載させていただきました。

前回記事についてはこちらをクリック

ではどうするべきなのか…?

ゆきやなぎのジャパンカップ改革案

最初に、結論を記載させていただきます。

結論:11月第3週/芝2000m(府中)に施行時期/距離を変更するべき。

これから、そのような考えに至った根拠について、マーケティングなどでよく利用される思考的枠組みである「3C分析」を用いて解説してまいります。
いきなり「3C分析」というと、専門的でわかりにくい・コンサル的でウザいと思われてしまうかもしれませんが、実際記載した内容については、特に競馬に関する知識のある方々にとっては簡単に理解できるものになっていると思っていますので、どうかご一読いただけますと幸いです。

改革案の前提

実は「3C分析」の前に、前提事項が4点あります。

<前提>
①:複数G1同日開催は行わない。ジャパンカップ単体で外国馬に来てもらえる状態を目指すこと。
②:古馬混合かつ2000~2500mの条件であること。
③:東京(府中)競馬場であること。
④:開催時期はできるだけ現状からの変更が小さいようにすること(少なくとも秋競馬とする)。

それぞれの理由は以下の通りです。

<理由>
①:既に繰り返し申し上げた通り、複数G1同日開催は本質的な解決策ではなく、副作用も大きいため。
②:前回の記事でも記載した通り、”裏路線”で外国と戦っても面白くないため。日本競馬において最もレベルの高い古馬王道路線で、外国の強豪と最高峰の戦いを繰り広げる状態が、一番目指すべき形であると考えるため。
※ここで古馬王道路線を2500mまでとしたことについて。菊花賞(3000m)や天皇賞春(3200m)は王道ではないのか、と感じられた方がいらっしゃると思います。まずその点について不快に感じられた方には大変申し訳ございません。私もそれらのレースは本当に大好きであり、王道に含まれると考えています。しかし今回は現実のレースレーティングなどを加味したうえで、範囲を2500mまでに区切っています。何卒よろしくお願いいたします。
③:やはり外国馬と戦う上で、適切な舞台は東京競馬場であると思われるため(←主観的ですが…)。また、既にジャパンカップを開催している東京競馬場では国際厩舎などの設備が整えられているため。
→国際厩舎の参考記事(日本経済新聞):こちら
④:できるだけ既存のレーススケジュールへの影響を小さくするため。

前提が長くなってしまいましたが、今回は①~④の前提を置いたうえで、改革案を検討した次第です。
実際は④→③→②→①の順で、外しても影響の小さい前提になってくると思いますので、一部の前提を変えたうえでの検討も今後、別の記事でやっていくかもしれません。

次回への導入:3C分析とは

すみません、前提だけで随分と長くなってしまったので、改善案の根拠の内容部分については次の記事に回したいと思います。

しかしその前に、これから使っていく3C分析とは何ぞやについて、ご説明します。

3C分析とは

3C分析とは、マーケティングなどに用いる思考的枠組み(フレームワーク)で、3つの”C”から始まる

・”C”ustomer(=顧客)
・”C”ompetitor(=競合)
・”C”ompany(=自社)

を分析して、これからの戦略を考えていくという手法です。

例えば、新製品を売り出すという場合、

・”C”ustomer(=顧客)→どういった顧客がいるか/その人たちにはどういう需要があるか
・”C”ompetitor(=競合)→製品のライバルとなる商品や会社はあるか/それらへの勝ち方はないか
・”C”ompany(=自社)→自分たち(会社・製品)はどういったものか/どういう強み弱みがあるか

といったことを考え、その新製品が売れるための戦略を議論していくといったイメージです。

なぜジャパンカップに3C分析?

3C分析についてご覧になった方で、「マーケティングのための3Cなのに、なぜジャパンカップと関係があるの?」と思われた方もいらっしゃると思います。

しかし、ここからが重要なポイントなのですが、私(ゆきやなぎ)としましては、

・外国馬にジャパンカップへ出走してもらうことは、顧客に商品を買ってもらうことと同じ

であると考えています。

言い換えますと、

・ジャパンカップという「商品」を、外国馬(外国陣営)という「顧客」に選んでもらう

そのために何をするべきか考えることが、ジャパンカップに外国馬が来ない問題を解決するために考えるということと全く同じであるということです。

よって、ジャパンカップの改革案を考える際に、3C分析が使えるのではないかと考えたのでした。

以上の考えのもと、次回の記事ではなぜ
・11月第3週/芝2000m(府中)に施行時期/距離を変更するべき
という結論に至ったのか、根拠を示してまいりたいと思います。

次回の記事はこちらをクリック

それでは!

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